さばさんのごゆるり生活

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Wedding Report にあたり、わたしたちについて。

 

2014年11月9日

わたしたちの婚約記念日です☺

 

とはいえ、

憧れの、リングボックスをパカッとするやつ、レストランや夜景やホテルステイや花束、それらの素敵な演出の類は、一切、だいじなことだからもう一度言いたい、一切!ありませんでした。

 

こうなった経緯も含め、わたしたちの関係について、お話させてください。

(つまりなれそめです。自己満足記事☺)

  

* * * * *

 

当時、海外の人とお付き合いしていたわたし。

夫は職場の同僚で、仕事ぶりから伺える誠実な人柄に好感を持ってはいましたが、彼氏がいるし外見も好みのタイプではなかったし(失礼)、まあそもそも同僚なので恋愛対象として見たこともなく。なので、忘れもしない飲み会の帰り道、初めて「結婚しませんか」と言われたときの正直な気持ちは「面倒くさい」でした。

そもそも付き合うとか飛び越して結婚かっていうところに関しては、オール明けでねむかったのもあって(?)何故かそれほど疑問を持たず、普通「結婚してくれませんか」じゃないの、ちょっと上からじゃない?とイラッとしたことを、よく覚えています 笑

 

その出来事で何をふっきったのか知りませんが、そこから約1年ほど、夫はわたしに「結婚しませんか」「結婚しましょう」「そろそろ結婚しません?」と、お酒の有無に関わらず言い続け、もはや上司や他の同僚もすべからくそれを知っている状態となり、課まで同じなのに何と面倒くさいことをしてくれているんだと思ったし、当初わたしにはその気がまったく無かったために仲の良い上司からは本気で心配されたり(ストーカー気質かもしれない、気をつけなさいと 笑)、結婚なんてとんでもない、恋人すら程遠い関係のまま、しばらく過ごしました。

 

それがいつ変わったのか、はっきりとはわかりません。

軽口のようなプロポーズはひとつもぐっと来なかったしほぼ無視していたけれど 笑、数ヶ月おきにちょっと本気の告白のようなものをしてくるので、そっちは「きちんと言ってもらったときはきちんと返さねば」と強くはっきりとお断りしており、そうすると数日は落ち込んだ様子で話しかけてこなくなるのに、またすぐに復活して攻め込んでくるのです。

何だこの人は、起き上がりこぼしみたいだな、と興味がわいてきて。10回誘われて1回行くかどうかだったランチに全参するようになり、LINEを返すようになり。話してみるとわりと面白いし、聞き上手で、くだらない話でも拾ってくれて、わたしをひとつも雑に扱わないのです。何だか自分がすごく良いものになったような気がしました。

そのころのエピソードは枚挙に暇がないのですが、一番嬉しかったのは、ブラジルへ出張に行ったと思ったら現地からポルトガル語で愛していますと書かれている葉書を出してくれたこと(届いたのは帰国後だった)。お土産も、ピアスやお化粧品など、頑張って選んでくれたのだなとわかるものばかりでした。

この人は地球の裏側での仕事の合間ですら、こんなにわたしのことを考えてくれるのかと、思わず感動したことを覚えています。

 

とはいえ、前述の通り、わたしには彼がいて。

正直なところ、うまくいっているとは言えませんでした。数ヶ月に一度しか会えないし、こいつ浮気したなと感じたことも何回かあったし、一番大きかった宗教のことをはじめ価値観の違いみたいなのが浮き彫りになってしまっていて、これは日本を出て家族や親しい友人と離れてまで嫁ぐ気にはなれないなと、気付きつつありました。

とはいえ、彼は、わたしが押して押して付き合えた人。友人との旅行先でひとめぼれしてガンガンに攻め込み、母の大反対も押し切って、単身渡航を繰り返しました。海外経験ほぼゼロの自分にここまでさせるなんて、これは一世一代の恋に違いない!と思い込んでいたのです。見た目が好きだったこともありSNSに写真をあげまくるなど周囲にも大体的に公言していたし、もう退けない、みたいなプライドのようなものも、あったのかもしれない。

なので、確実に夫の存在がわたしのなかで大きくなっていることを自覚しながらも、「これは遠距離の淋しさの現れである可能性がある、彼に会えばやっぱり彼が好きだと思うのかもしれない」と思うと別れに踏み切れず。

 

この、迷っていた期間は、夫のことをたくさん傷つけてしまったのだろうなと思います。

なんと、今となっては信じられないことに、わたしはその気持ちや思いの揺れをすべてを、夫に話していました。ひとりではちょっと抱えきれなかったんですよねと言い訳したいところですが、相談相手に相応しいのは夫ではなかったことだけは確かだな!

夫は、数時間ぐちぐちとした話をすべてうんうんと聞いてくれ、悩み苦しんでいるのは僕のせいなのだと思う、ごめん、けれど退けない、最後に僕を選んでくれたら嬉しい、と言うばかりでした。

 

そんな夫に甘えて、なんて残酷なことをしていたのだろうと、ぞっとしますが。

結果的に、そういう懐の広さであるとか、 「こんなにわたしを愛してくれる人は他にいないだろう」という実感が積み重なったことで、 夫への気持ちが確固たるものになったのだと思っています。

 

最後に、自分の気持ちを確認するために彼に直接会い、たくさん話して、ああもうわたしの好きな人はこの人じゃなくなったんだと確信して、お別れをして、夫のもとへ向かったと、そういう次第でございます。

(余談ですが、別れ話はわたしの一方的なものではありませんでした。明言はされませんでしたが、他の女性の影も。気持ちって、良くも悪くも呼応するものなのかもしれない…!)

 

夫への気持ちは、わたしの大好きな漫画、高屋奈月先生の フルーツバスケット にも出てくる例えをお借りすると、ろうそくの灯のような感じなのです。ふわっとして、やさしく、心があたたかくなるような。夫につられて、わたしまでやさしくなれるような、そんな気がするのです。

これまでの恋愛のように、きゃー格好良い!と騒ぎたくなったり、いちいちドキドキしたり、他の女性の影に怯えて心がざわついたり、所謂情熱的なものとは、明らかに異なるのですが。これも確かに、ひとつの恋なのだと思っています。

 

今や、夫が居れば何もいらないというレベルで、夫のことが大好きです。

結婚後、母から「気持ちの大きさの差から驕りが生まれないか、わがままになってしまわないか、すごく心配だったけど、今ではあんたの方が好きなんじゃないの」と笑われるほどになりました。

まあそれはないんだけど!☺はは。

 

 

* * * * *

 

長くなりました…☺

 

ここで最初の話に戻ると、「彼とお別れはしたけれど、禊的なところで、付き合うとか結婚とかはせめて1年くらい先にして欲しい」とお願いしたところ「いや僕はだいぶ待たされたのでもう待てません」と一刀両断され。

そうか仕方ないなと、じゃあそのうちプロポーズしてくれよな、リングボックスをパカッとするやつ頼むで!と言ったら、失敗はしたくないから好きな指輪の傾向だけでもつかんでおきたい、と、一緒にジュエリーショップに行くことになり。

そこで、2人して「これしかない」と思う指輪に出会ってしまい、夫、その場でカードを出して「一括で!」って…

 

あれ、後日こっそり購入、忘れたころに素敵な場所で、パカッとしつつ渡してくれるのではないのか…と思いつつ、さすがに口には出せず 笑

決裁待機中、「これからよろしくね」的なことを、感極まってえぐえぐしながら言い合って、終わり。

 

つまり、我々にとっては、エンゲージリングの購入がそのまま、プロポーズになったような感じでした。

それまでの、数えきれないほどのかっるーいプロポーズはなくて良かったから、ガツンとした特別なのがひとつ、欲しかったがな!

 

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リラックマのおしり、最高だな…!)

 

 

彼と別れてから夫に指輪を買ってもらうまでは、たったの1週間しかありませんでした。

結果的に交際0日で婚約してしまったので、家族や友人たちのことは相当驚かせてしまったし、心配もかけましたが、今となっては笑い話。

夫の人柄は誰もが認めるところであるようで、今では「こんないい人なかなか居ないんだから、大事にしなさいよ」と方々から言われています☺

 

もうすぐ結婚式から1年が経つので、この機会に、結婚準備等のあれこれを記録しておきたいなと思っています。

よろしくおねがいしまーす☺