マリッジリング ~ Facette by Boucheron
エンゲージに続き、マリッジリングの記録をば。
わたしたちが一生を共にする結婚指輪は、こちら。
(画像は公式HPよりお借りしました)
BOUCHERON の FACETTE です ☺
ぴーちゃんはダイヤなしのプラチナ、わたしはピンクゴールド。
結婚指輪といえばプラチナかなと思い何度も試着したのですが、わたしの肌の色はPGに馴染みました。ブシュロンのPGは、あんまりピンクピンクしていなくて良いなあと思っています。1枚目の公式HP画像だとPG感溢れてるけど。2枚目の生活感ある写真の色味の方が、実際に見たときと近いです。
逆に、YGはめっちゃ黄色い!ので、わたしの肌色に合わせるとかなりぱきーんと色がたち、主張が激しめでした。色黒の方や(わたしだって色白ではないのですが)はっきりした印象が欲しい方に似合いそう☺
店員さんに「PGってはげませんか?」って聞いたら「メッキじゃないので…」とにこやかに返されて、ちょっと恥ずかしかった思い出。安物しか持っていないのがばればれ。
ぴーちゃんが出張なのに指輪を着け忘れていった(ゆるせん)とき、ちょろっと重ね付けしてみた写真。可愛い。
ぴーちゃん10号なんです。男性にしてはだいぶ細い方だろうな。
マリッジ、ファセットに出会ってからはほぼ即決だったので、あんまり時間はかかりませんでした。何よりの決め手があったのです。それは、この、エンゲージのピヴォワンヌと合わせたときの
(ぼけてる)
うまいこと、花とその葉っぱのように見えるデザイン!
接客してくださったスタッフさんにこれを教わった瞬間に「これに決めます」って言いました。手前味噌でお恥ずかしいのだけれども、ちょっと可愛すぎて、文句のつけようがない組み合わせだと思ってます…☺
一生の宝物だから、自惚れるくらいでちょうど良いよね。
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他に良いなーと思っていたのは、MIKIMOTOさんのプラチナリング。
(画像は公式HPよりお借りしました)
こういう極シンプルなものは正直どのブランドにもあると思うので、着け心地重視で見ていました。着けてみるとよくわかるのですが、MIKIMOTOさんのは本当になめらかで、すごく良かった…!
まあ、わたしはエンゲージもしまいこまずたくさん着けようと思っていたので、重ね付けのことを考えると同じブランドの方が収まりが良いかなーと、最初からブシュロンをメインで見ていました。
恐らくブシュロンで1番人気なキャトルシリーズは、ちょっと個性的すぎるかなと、ぴーちゃんの趣味に合わなそうなので試着もせず。せっかくなので着けてみれば良かったな。
ゴールドとエタニティのキャトルラディアント♡
いつか欲しい…♡
「いつか欲しい」ものが、多すぎるな ☺
エンゲージリング ~ Ava Pivoine by Boucheron
なれそめ自己満足記事 でご紹介しましたが
2014年11月9日、エンゲージリングの購入がそのままプロポーズになったということもあり、リングには格別の思い入れがあるわたし☺
わたしの宝物リング、ご紹介させてください。
(画像は公式サイトよりお借りしました)
BOUCHERON の AVA PIVOINE です。
モチーフは「芍薬の花」と「結び目」で、永遠に結ばれるふたりの絆を象徴しているのだとか。ろ、ロマンティック…!
ずっと一緒、の約束です☺
写真だけで検討していたときの印象は「可愛いけど派手すぎるかも、これはつけてみなきゃわからないな」でした。しかしもう、つけてみたら一瞬で心が奪われて。確かに派手っちゃ派手ではあるんですけど、可愛くて…(;_:)♡
語弊を恐れずに言うと、ファッションリングとしても成立するデザインだというところに、最も魅かれたように思います。ややこしい言い方だけど、つまりは、このデザインが好きすぎる!ということ。せっかくの宝物、いつでもつけていたいから、自分の好きなデザインで、つけていてテンションが上がるかどうか。が、わたしのリング選びで最重要視された点のようです☺
接客をしてくれた銀座店の店長さん曰く「和装に合わせるファッションリングとして、お年を召された方がお求めになられることも多いんですよ」とのこと。これつけてるおばあちゃんって最高に可愛くないですか…!
わたしもいつか、このお値段のものをファッションリングとして購入できるセレブばあさんになりたいものだ☺
わたし、芍薬というモチーフそのものにも、だいぶ思い入れがありまして。
芍薬は、生まれて初めて、人から贈ってもらった花なのです。当時いちばん仲の良かった友人が、二十歳の誕生日に一輪、プレゼントしてくれて。「みさは芍薬っぽいなと思って」と。節目の誕生日に何と粋な贈り物だろうと感動して、また何年後でも、芍薬の花を連想してもらえるような女性になりたいと思いました。それからずっと、わたしのテーマフラワーになっています。きっと一生そうなのだと思うな。
結婚式は10月だったから生花の芍薬は使えなくて、たいへんたいへん、残念でした…(;_:)(;_:)(;_:)
この封蝋、銀座店限定のサービスだって聞いたことがあるんだけれども、本当なのかしら。
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候補に挙がっていたリングも、ご紹介しちゃいます。
とはいえ実はエンゲージリング選びにはあまり時間をかけなかったこともあり、迷ったリングはひとつしかありませんでした。
Chaumet の リアン・ドゥ・ショーメのソリテール。
(画像は公式サイトよりお借りしました)
高級感と上品な可愛さにときめき、サイトの写真だけで検討していた段階では十中八九こちらに決めるだろうなと思っていたほど。
しかしつけてみないとわからないことってたくさんあって、こちらは結構高さがあり、そこが気になったというか、しっくり来ず。ああわたし高さはないものの方が好きなんだわ、と気付きました。いや大変可愛かったんだけれども。
ブシュロンでピヴォワンヌにガツンと心を奪われつつ、一番気になっていたこちらも見るだけ見ようと夫に言われてショーメに行ってみたものの、やっぱりわたしには/みさちゃんにはピヴォワンヌだ!と夫と意見が満場一致、ブシュロンにダッシュで戻った(閉店間際だった)思い出☺
また、ピヴォワンヌを買ってもらったあとにその存在を知り、見てみたかったなーと思った、デザインがとっても好きなリングはこちら!
(画像は公式サイトよりお借りしました)
De Beers の Promise です~可愛い~♡
プラチナのバージョンもあり、というか恐らくそちらのほうがメジャーらしく石のサイズ展開も豊富、雰囲気もガラッと異なり、モードというか格好良い感じ。それもとっても素敵なのですが、わたしが欲しいのはこのゴールドで、自分でお金を貯めていつか買いたいなーなんて思っています、が、やっぱりエンゲージ向きのデザインだろうか…
ちなみにご紹介した3つのリング、実はすべて姉から教えてもらったものです。これ可愛いよ、これ好きそうだよと。普段から親友のような存在の姉、さすがわたしのツボを心得てくれていました。ジュエリー好きというのは知っていましたが、本当にぴったり気に入るものを勧めてくれたので、その道の才があるのではと思うレベル。この先もし転職を視野に入れることがあれば考えてみて欲しい。うん、本人に言おう 笑
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リング選びは、自分の好みが浮き彫りになりますね。
ザ・婚約指輪!という感じの一粒石にも憧れはあり、もちろん見ましたが、いざつけてみるとあまりぐっと来ず。わたしはデザインスティックで華やかなものが好きなのだと知りました。友人がつけているのを見たりすると、今でも「素敵だな~いいな~わたしも一粒ダイヤのリング欲しいな~」と思うのですけれども。欲は尽きないね☺
エッセイだったかTwitterだったか忘れましたが、どこかで「母がいつもジーンズにTシャツ、アクセサリーは一粒ダイヤの婚約指輪だけというシンプルなスタイルで、それが非常に恰好良く、ずっと憧れていた。だから私は迷わず一粒ダイヤの指輪をもらった」という素敵なエピソードを読み、かなりぐっと来たことがあります。
わたしも、さらっとピヴォワンヌをコーディネートに組み込ませる恰好良い母に、そしてばあさんになりたい…☺
サプライズで、愛するひとが選んでくれたリングをいただく、そういうプロポーズにも、未だ憧れはありますが。
自分の目で見て、つけてみて、一番しっくりくるリングを選べて良かったなーとも、心から思うのです。わたしは不幸なことに趣味じゃないリングがパカッと出てきたとき「あなたが選んでくれるなら何でもいい、嬉しい」と心から思えるようなけなげな女性ではない(そうでありたかったという気持ちはあります)ので、結局彼はわたしのことをよくわかっていたということなのかしらん。
まあ、夫は「石橋を叩いて渡らない」と言われるほど慎重な人なので、安くはない買いものでギャンブルできなかっただけだろうな!
ちなみに、リング選びは、非常~に楽しいイベントですが、、
それまでジュエリーなぞ大した興味もなかったはずなのに、やたらとダイヤのクオリティと各ブランドの歴史および傾向に詳しくなり、人がつけているものにも目が行くようになる(下手すると「これはあのブランドのアレだな」というところまでわかるようになる)し、案の定、どんどんいろいろ欲しくなるという、恐ろしい罠が待っています。これはたくさんの友人も同じことを言っており、かなりはまる可能性の高い罠です。
リング選び、それは沼の入口なのです…!
☺
Wedding Report にあたり、わたしたちについて。
2014年11月9日
わたしたちの婚約記念日です☺
とはいえ、
憧れの、リングボックスをパカッとするやつ、レストランや夜景やホテルステイや花束、それらの素敵な演出の類は、一切、だいじなことだからもう一度言いたい、一切!ありませんでした。
こうなった経緯も含め、わたしたちの関係について、お話させてください。
(つまりなれそめです。自己満足記事☺)
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当時、海外の人とお付き合いしていたわたし。
夫は職場の同僚で、仕事ぶりから伺える誠実な人柄に好感を持ってはいましたが、彼氏がいるし外見も好みのタイプではなかったし(失礼)、まあそもそも同僚なので恋愛対象として見たこともなく。なので、忘れもしない飲み会の帰り道、初めて「結婚しませんか」と言われたときの正直な気持ちは「面倒くさい」でした。
そもそも付き合うとか飛び越して結婚かっていうところに関しては、オール明けでねむかったのもあって(?)何故かそれほど疑問を持たず、普通「結婚してくれませんか」じゃないの、ちょっと上からじゃない?とイラッとしたことを、よく覚えています 笑
その出来事で何をふっきったのか知りませんが、そこから約1年ほど、夫はわたしに「結婚しませんか」「結婚しましょう」「そろそろ結婚しません?」と、お酒の有無に関わらず言い続け、もはや上司や他の同僚もすべからくそれを知っている状態となり、課まで同じなのに何と面倒くさいことをしてくれているんだと思ったし、当初わたしにはその気がまったく無かったために仲の良い上司からは本気で心配されたり(ストーカー気質かもしれない、気をつけなさいと 笑)、結婚なんてとんでもない、恋人すら程遠い関係のまま、しばらく過ごしました。
それがいつ変わったのか、はっきりとはわかりません。
軽口のようなプロポーズはひとつもぐっと来なかったしほぼ無視していたけれど 笑、数ヶ月おきにちょっと本気の告白のようなものをしてくるので、そっちは「きちんと言ってもらったときはきちんと返さねば」と強くはっきりとお断りしており、そうすると数日は落ち込んだ様子で話しかけてこなくなるのに、またすぐに復活して攻め込んでくるのです。
何だこの人は、起き上がりこぼしみたいだな、と興味がわいてきて。10回誘われて1回行くかどうかだったランチに全参するようになり、LINEを返すようになり。話してみるとわりと面白いし、聞き上手で、くだらない話でも拾ってくれて、わたしをひとつも雑に扱わないのです。何だか自分がすごく良いものになったような気がしました。
そのころのエピソードは枚挙に暇がないのですが、一番嬉しかったのは、ブラジルへ出張に行ったと思ったら現地からポルトガル語で愛していますと書かれている葉書を出してくれたこと(届いたのは帰国後だった)。お土産も、ピアスやお化粧品など、頑張って選んでくれたのだなとわかるものばかりでした。
この人は地球の裏側での仕事の合間ですら、こんなにわたしのことを考えてくれるのかと、思わず感動したことを覚えています。
とはいえ、前述の通り、わたしには彼がいて。
正直なところ、うまくいっているとは言えませんでした。数ヶ月に一度しか会えないし、こいつ浮気したなと感じたことも何回かあったし、一番大きかった宗教のことをはじめ価値観の違いみたいなのが浮き彫りになってしまっていて、これは日本を出て家族や親しい友人と離れてまで嫁ぐ気にはなれないなと、気付きつつありました。
とはいえ、彼は、わたしが押して押して付き合えた人。友人との旅行先でひとめぼれしてガンガンに攻め込み、母の大反対も押し切って、単身渡航を繰り返しました。海外経験ほぼゼロの自分にここまでさせるなんて、これは一世一代の恋に違いない!と思い込んでいたのです。見た目が好きだったこともありSNSに写真をあげまくるなど周囲にも大体的に公言していたし、もう退けない、みたいなプライドのようなものも、あったのかもしれない。
なので、確実に夫の存在がわたしのなかで大きくなっていることを自覚しながらも、「これは遠距離の淋しさの現れである可能性がある、彼に会えばやっぱり彼が好きだと思うのかもしれない」と思うと別れに踏み切れず。
この、迷っていた期間は、夫のことをたくさん傷つけてしまったのだろうなと思います。
なんと、今となっては信じられないことに、わたしはその気持ちや思いの揺れをすべてを、夫に話していました。ひとりではちょっと抱えきれなかったんですよねと言い訳したいところですが、相談相手に相応しいのは夫ではなかったことだけは確かだな!
夫は、数時間ぐちぐちとした話をすべてうんうんと聞いてくれ、悩み苦しんでいるのは僕のせいなのだと思う、ごめん、けれど退けない、最後に僕を選んでくれたら嬉しい、と言うばかりでした。
そんな夫に甘えて、なんて残酷なことをしていたのだろうと、ぞっとしますが。
結果的に、そういう懐の広さであるとか、 「こんなにわたしを愛してくれる人は他にいないだろう」という実感が積み重なったことで、 夫への気持ちが確固たるものになったのだと思っています。
最後に、自分の気持ちを確認するために彼に直接会い、たくさん話して、ああもうわたしの好きな人はこの人じゃなくなったんだと確信して、お別れをして、夫のもとへ向かったと、そういう次第でございます。
(余談ですが、別れ話はわたしの一方的なものではありませんでした。明言はされませんでしたが、他の女性の影も。気持ちって、良くも悪くも呼応するものなのかもしれない…!)
夫への気持ちは、わたしの大好きな漫画、高屋奈月先生の フルーツバスケット にも出てくる例えをお借りすると、ろうそくの灯のような感じなのです。ふわっとして、やさしく、心があたたかくなるような。夫につられて、わたしまでやさしくなれるような、そんな気がするのです。
これまでの恋愛のように、きゃー格好良い!と騒ぎたくなったり、いちいちドキドキしたり、他の女性の影に怯えて心がざわついたり、所謂情熱的なものとは、明らかに異なるのですが。これも確かに、ひとつの恋なのだと思っています。
今や、夫が居れば何もいらないというレベルで、夫のことが大好きです。
結婚後、母から「気持ちの大きさの差から驕りが生まれないか、わがままになってしまわないか、すごく心配だったけど、今ではあんたの方が好きなんじゃないの」と笑われるほどになりました。
まあそれはないんだけど!☺はは。
* * * * *
長くなりました…☺
ここで最初の話に戻ると、「彼とお別れはしたけれど、禊的なところで、付き合うとか結婚とかはせめて1年くらい先にして欲しい」とお願いしたところ「いや僕はだいぶ待たされたのでもう待てません」と一刀両断され。
そうか仕方ないなと、じゃあそのうちプロポーズしてくれよな、リングボックスをパカッとするやつ頼むで!と言ったら、失敗はしたくないから好きな指輪の傾向だけでもつかんでおきたい、と、一緒にジュエリーショップに行くことになり。
そこで、2人して「これしかない」と思う指輪に出会ってしまい、夫、その場でカードを出して「一括で!」って…
あれ、後日こっそり購入、忘れたころに素敵な場所で、パカッとしつつ渡してくれるのではないのか…と思いつつ、さすがに口には出せず 笑
決裁待機中、「これからよろしくね」的なことを、感極まってえぐえぐしながら言い合って、終わり。
つまり、我々にとっては、エンゲージリングの購入がそのまま、プロポーズになったような感じでした。
それまでの、数えきれないほどのかっるーいプロポーズはなくて良かったから、ガツンとした特別なのがひとつ、欲しかったがな!
(リラックマのおしり、最高だな…!)
彼と別れてから夫に指輪を買ってもらうまでは、たったの1週間しかありませんでした。
結果的に交際0日で婚約してしまったので、家族や友人たちのことは相当驚かせてしまったし、心配もかけましたが、今となっては笑い話。
夫の人柄は誰もが認めるところであるようで、今では「こんないい人なかなか居ないんだから、大事にしなさいよ」と方々から言われています☺
もうすぐ結婚式から1年が経つので、この機会に、結婚準備等のあれこれを記録しておきたいなと思っています。
よろしくおねがいしまーす☺